一般社団法人 国際健康科学研究院(IRIHS)は、超高齢化社会における最大の課題である「老化に伴う免疫機能の低下(イムノ・セネッセンス)」に対し、抗加齢科学と免疫学を統合した研究を進めてまいりました。この度、老化プロセスを分子レベルで制御し、「免疫の若返り」を実現するための重要な知見を発表いたします。
免疫システムの老化と健康リスク
加齢に伴い、体内の免疫細胞(特にT細胞やNK細胞)の機能は低下し、新しい病原体への応答が鈍くなります。この免疫老化は、癌や感染症のリスクを高めるだけでなく、慢性的な低レベルの炎症(インフラメイジング)を引き起こし、全身の老化を加速させます。
鍵となる分子メカニズムへの介入
IRIHSの研究は、細胞老化の鍵を握る分子経路に、環境栄養学を通じて介入することに成功しました。
1.テロメアとミトコンドリアの保護: 老化細胞の指標であるテロメア(染色体の末端)の短縮と、免疫細胞のエネルギー源であるミトコンドリア機能の低下に着目。特定の栄養素と生活環境因子が、これらの細胞器官を安定化させ、免疫細胞の生存期間と活力を維持するメカニズムを解明しました。
2.慢性炎症の抑制: 免疫細胞から放出される炎症性サイトカインが過剰になる慢性炎症状態を、腸内環境の最適化と抗炎症作用を持つ食餌性因子によって抑制する戦略を確立しました。この抑制が、免疫細胞の疲弊を防ぎ、若々しい応答性を保つことに繋がります。
統合的アプローチによる社会実装へ
今回の研究成果は、単なるサプリメントの利用に留まらず、癌治療後の再発予防や、高齢者の感染症予防など、幅広い分野で応用可能です。
IRIHSは、東山建一理事長の指導のもと、この「抗加齢と免疫の統合戦略」を、地域医療機関や国内外のパートナーと連携し、個別化された健康プログラムとして社会実装してまいります。すべての人々が、高い免疫力を保ちながら健康長寿を実現できる未来を目指し、研究活動を加速させてまいります。
参考文献
López-Otín C Blasco MA Partridge L Serrano M Kroemer G. The Hallmarks of Aging: An Expanding Paradigm. Cell. 2023;196(4): 726-735.
Franceschi C Garagnani P Parini P Vitale G Santoro A. Inflammaging: A New Immune-Metabolic Syndrome. Frontiers in Endocrinology. 2018;9: 462.
Calder PC Albers R Antoine J-M et al. Undernutrition and the Immune System in the Age of COVID-19 and Beyond. Frontiers in Nutrition. 2020;7: 154.
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